介護施設×ミニマリスト 〜物を減らして事故を減らそう〜

介護施設で最も多い事故は転倒・転落。

 

介護施設内で最も多い事故は事故は転倒・転落です。

割合は文献によって異なりますが、およそ7割〜8割となっています。

そして、高齢者の転倒に関しては脳梗塞などと並んで、寝たきりになる重大な原因の一つになります。

大体、転倒10件につき1件が骨折となり、寝たきりになると言われています。

 

転倒を防ぐ方法は実は簡単な方法が一つありまして、身体を縛ってしまえば転けることはありません。いわゆる身体拘束です。

しかし、この方法は人権擁護の観点から、認められていません。

 

つまり介護施設は、身体拘束をせずに、転倒事故を防ぐという、難しい命題を常に抱えています。

 

さて、ひとえに転倒と言いましても、原因は様々です。

脳梗塞で、うまく歩けなくて転倒。車椅子上でうたた寝をしていて転落などを始め、類似のパターンはあっても、同じケースはほとんどないと言えます。

もちろん人相手のことですから、当然ですね。

予防の仕方や対策も一律には行えません。

 

しかし、完全に防げないまでも、転倒の確率を下げる手段があります。

それが、ミニマリストの考え方です。

 

 

②施設の環境を整える。

 

その手段が「施設の環境を綺麗に整える」です。

要は、片付けるということです。

 

1.床のゴミを除ける

単純ですが非常に効果的なのが、ゴミを除ける行為。ゴミを拾おうとしてバランスを崩して転倒する方もいますし、単純につまずく心配が無くなります。

特に食事後は、食べ物が落ちたり、お茶をこぼしたりされていることが多いので、なるべく早く片付けることが求められます。

 

2.手すりの前に物を置かない

施設の廊下やホールには大体手すりが設置されていますが、その手すりも機能しなければ意味がありません。椅子や使っていない車椅子、キャスター付きのサイドテーブルなどを置いておくと台無しになります。

ご利用者は、どうしてもそこを通る際に手をかけますが、手すり以外のものは大抵、体重をかけると傾いたり、キャスターで動いたり身体を支えるには不向きです。そもそもそういう目的では無いので、仕方ありません。

手すり周りをスッキリさせることで、安全性は増します。

 

3.物を減らし動線を広く、シンプルに

2にも重なりますが、ご利用者の動線は、きっちりと確保するべきです。

私たちは多少の障害は避けられますが、ご利用者はそうではありません。道が狭いと、車椅子通しが当たったり、あるいは歩いている方とぶつかったり、転倒のリスクが高まります。

特にホールの机の配置などをみていると、職員の都合で組まれていることが大いように見えます。職員の動きやすさは大切ですが、優先順位としては2番目いかにしたほうがいいでしょう。

 

 

 

③まとめ

 

いかがだったでしょうか?

転倒は介護施設と切っても切れない関係にあります。

その人の人生を左右するマイナスイベントにもなりかねません。

防ぐのは難しく、常に試行錯誤する必要があります。

 

しかし、物を減らしたり、片付けたりすることは、転倒を減らす上で、どこでも使える普遍的な、効果のある行動です。

特殊な技術は必要なく、誰にでも行える、簡単なことです。

(しかもあまり手をつけられていない、ブルーオーシャン

明日からできますし、一人からでも始められます。

 

施設を綺麗に片付けて、転倒を減らしましょう。